2011年2月24日木曜日

心の健康

レクレーションの時、最近増えているうつ病についてレクチャーしました。

うつ病で医療機関を受診する人は年々増え続けています。
患者数が最も多いのは中高年ですが、最近では10歳台後半から30歳代前半にも増加しています。

中高年のうつ病は、まじめで几帳面で責任感が強く周囲の期待にこたえようとする人がなりやすく
若者のうつ状態は自己への愛着が強く、漠然とした自信を持ち、規範への抵抗感が強く、環境に
うまく適応できない人がなりやすい傾向があります。

うつには休養を取るのが第一です。
心身が過労状態に陥ってるため、ストレスの原因から離れて過労を取り除くことが大切です。

症状が長引く時は医師の指導のもと、薬物による治療や精神療法を受けることが必要です。

うつは早い段階で適切な治療を受ければ治りやすい病気ですので、
ぜひ周りの人が受診を勧めて挙げて下さい。

又うつはビタミンB群の不足と関係が深いといわれています。
ブロッコリー、緑茶、アスパラガス、アボガド、グレープフルーツ、春菊など

ビタミンB群の多く含まれた食物を多く取るように心がけて元気な毎日を送りましょう。


投稿者  竹川
 

2011年2月9日水曜日

挑戦! ペグボード!!

 今回はリハビリメニューの一つ、作業トレーニングの「ペグボード」 を紹介させて頂きます。これは木箱の中の色付き棒(ペグ)を、配置 を考えながら並べたり、動かしたりするものです。
 これには、肩関節周囲の筋耐久性の向上、肩から指までの協調運動、姿勢バランスの向上、脳の活性化などの効果があります。

 ペグは長い物、短い物と、長さがバラバラになっていて、長さに合わせて掴み方が変わります。利き手でない方でペグを掴むというトレーニング方法もあります。



 今、利用者様が行っているのは、「ペグ取りゲーム」という、頭脳と戦略が必要なゲームです。

 ルールは、最初の一本だけペグを抜きます。木箱の中のペグは一本ずつ動かします。隣接するペグを一本だけ飛び越えて移動させます。その先のマスが空いていない場合は移動できません。飛び越されたペグは抜き取り、横にあるオレンジ色の箱に入れます。ペグは縦、横にしか動かせません。順にペグを取り、木箱の中に一本だけ残れば、ミッションクリアです。



 とある利用者様がペグを攻略しようと、一つ一つペグを抜き取っています。ペグボードの難しいところは、頭の中で描く攻略図に、現実のペグがなかなか近づかないことです。利用者様二人がかりで、どうすれば木箱に一つだけ残るか方法を探っています。利用者様曰く「最初の一本、どこを抜き取るかで勝負が決まるんや!」だそうです。


 スタッフも加わり、ペグと格闘を続けますが、なかなか攻略できず、遂には一番最後に加わったスタッフが真っ先にギブアップしてしまいました。頭脳と戦略だけでなく、ペグボード攻略には根気も必要だそうです・・・。
 「気軽にできる指のトレーニングと思っていたら、いつの間にか全神経をペグボードに向けていた」という利用者様も多々おられます。
「いつの間にか熱中していた」と思えるトレーニングもおもしろいと思います。難しそうだけどやってみようかなという方、我こそはと思う方、難しく深く考えずレッツ、チャレンジ!!
投稿者:S.K