2009年3月11日水曜日

在宅医療を考える会

月11日午後2時より,枚方市市民会館にて第二回「在宅医療を考える会」の在宅療養における
「人工呼吸器の取り扱い」の研修に参加しました。
星ヶ丘厚生年金病院 呼吸器科医長 小川修平 医師の講演と業者による在宅人工呼吸器の取り扱いのデモンストレーションが、おこなわれました。












講演では、
・人工呼吸器には、気管切開を伴わないマスク式のNPPVと気管切開を伴うTPPVとがあり,
患者さんの呼吸不全のレベル・身体状況に応じて,どちらかを医師の判断によって導入が決定される。
・ 1997年頃までは、TPPV(気管切開を伴う人工呼吸器)が、主流だったが、近年は、NPPV(気管切開を    しないマスク式の人工呼吸器)が、台頭している。NPPV(マスク式)とTPPV(気管切開を伴う人工呼吸器) の双方に、利点と欠点があるが、NPPV(マスク式)の使用による一定の効果が報告されており、慢性呼吸不全の患者に対し、在宅人工呼吸器の導入には、NPPV(マスク式)が導入されることが多い。

・ 在宅人工呼吸療法の今後の課題として、以下のことをあげておられました。
 地域ネットワーク形成のさらなる充実、
 在宅ケア資源、経済的支援、診療・介護体制(特に夜間・休日)のさらなる充実、
 レスパイト・ケア(障害を持つ方の日常的なケアから一時的開放を目的とした一時入院)の整備。
 人工呼吸器、関連物品のさらなる改良。




















在宅医療に関する研修に参加し、在宅生活を可能にする人工呼吸器の重要性を学ぶことができ、とても良い勉強会となりました。

これからも、様々な勉強会に参加し私自身の為そして利用者様の為に研鑽を積んでいきたいと思います。
投稿者:鮫島