これには、肩関節周囲の筋耐久性の向上、肩から指までの協調運動、姿勢バランスの向上、脳の活性化などの効果があります。
ペグは長い物、短い物と、長さがバラバラになっていて、長さに合わせて掴み方が変わります。利き手でない方でペグを掴むというトレーニング方法もあります。
ルールは、最初の一本だけペグを抜きます。木箱の中のペグは一本ずつ動かします。隣接するペグを一本だけ飛び越えて移動させます。その先のマスが空いていない場合は移動できません。飛び越されたペグは抜き取り、横にあるオレンジ色の箱に入れます。ペグは縦、横にしか動かせません。順にペグを取り、木箱の中に一本だけ残れば、ミッションクリアです。
とある利用者様がペグを攻略しようと、一つ一つペグを抜き取っています。ペグボードの難しいところは、頭の中で描く攻略図に、現実のペグがなかなか近づかないことです。利用者様二人がかりで、どうすれば木箱に一つだけ残るか方法を探っています。利用者様曰く「最初の一本、どこを抜き取るかで勝負が決まるんや!」だそうです。
スタッフも加わり、ペグと格闘を続けますが、なかなか攻略できず、遂には一番最後に加わったスタッフが真っ先にギブアップしてしまいました。頭脳と戦略だけでなく、ペグボード攻略には根気も必要だそうです・・・。
「気軽にできる指のトレーニングと思っていたら、いつの間にか全神経をペグボードに向けていた」という利用者様も多々おられます。
「いつの間にか熱中していた」と思えるトレーニングもおもしろいと思います。難しそうだけどやってみようかなという方、我こそはと思う方、難しく深く考えずレッツ、チャレンジ!!
投稿者:S.K