2007年11月22日木曜日

REHAB(リハボ)プロジェクト

田中外科通所リハビリテーションを開設して来年3月で3年になります。
通リハ設置に関しては同じ通所施設を作るなら言い方は悪いが「おあずかり施設」ではなく抽象的だが「何かが良くなる施設」をと思っていた。
「良くなる施設」をテーマに模索している時に「パワーリハビリテーション」と出会った。当時パワリハが開発され約1年ほどで目新しく。実際にパワリハを実施している施設に見学に行ったり勉強会に出向いたりして話を聞けば聞く程本当に目から鱗で衝撃的であった。

そういう訳で通リハは「介護予防、自立支援」をテーマに掲げレクレーションの割合を極小にしてリハビリテーションメインで立ち上げた。
立ち上げ当初、特に1年目は余り思うように運営できず講習で見たような劇的な成果も得られず焦り空回りの連続だった。2年目以降から運営方針も見直し組織も再編しスタッフもより熱心に運行してその結果ポツポツと劇的に元気になられる方が増えてきた。そうしたら欲はでるもので脳血管障害の方を中心に言語療法を、各疾病の方に作業療法を、理学療法をとST((言語聴覚士)、OT(作業療法士)、PT(理学療法士)による特化した個別リハビリも導入した。すると今度は認知症が気になり学習療法なる療法を取り入れて頑張っています。

のめり込めばのめり込むほど介護保険に対する矛盾も多々生じてきた。果たして通所介護(デイサービス)と通所リハビリテーション(デイケア)の差って何?色々な施設に見学に行ったがデイケアと名をうってデイサービスと差異を感じられなかったり、デイサービスでも医療リハレベルに近い訓練をどんどんやっていたり・・・。
本来、通所介護=家族への介護負担の軽減、通所リハ=リハビリテーションが目的なはずなのだから何故通所リハに入浴サービスなんか必要なのだろう?また、目的がリハビリならやることをやれば拘束時間なんていらないのでは?(これに対する国の整備は必須だと思う)

以上の疑問や問題に対して挑戦すべくREHAB(リハボ)プロジェクトが始まりました。



Rehabとは?Rehabilitationの略(主に米国)そうリハビリテーションを意識した施設なのです。

固定概念にとらわれず、自由な発想で・・・(勿論、法律に則ってですが)
わざと風呂を作らず入浴の無いデイサービスです!勿論ここで暇を潰してもらうので無くレクレーションは無し、各種体操、各種マシントレーニングを心負荷等も考慮した有酸素運動、また学習療法を医学的根拠の下施行する施設を目指そうと!

By Rehabプロジェクト運営スタッフ